闇-740
うーむ・・・。
余は眠い・・・。
今何時だと思っておるのじゃ・・・。
・・・ぐう。
・・・そういえば、今日は嫌な夢を見たぞ。
誰だか知らぬ男と、身体の不自由な娘。
その二人と一緒に余がおるのじゃ。
ところが、その二人が死んでしまうのじゃ。
悲しみにくれた余はこの世界を滅ぼそうとする。
じゃが、突然力を失ってしまったのじゃ。
そして地底から指千切り族が現れてのう。
罰として余の指を千切ろうとするのじゃ。
余は必死で逃げておった。
・・・というところで目が覚めたのじゃ。
うーむ、夢の話をしておったら、また眠くなってきたのう。
それでは、さらばじゃ。
もう今日みたいな夢は見たくないのう・・・。
・・・ぐう。