闇−65

心の休息場所がない。
会社はもちろん、家にもない。
寝ている時だけ休める。
こんなことがこのまま永久に続くのか。
「そのとおりだ」
何をするにも中途半端。
あれこれ手はつけるがどれも不燃焼。
何をやらせてもダメだ。
「だったら死ね」
楽しいことは半永久的に続けたい。
苦しいことは今すぐ終わりにしたい。
苦しいことも終わりがあるから続く。
苦痛に終わりがなかったら?
「お前はそれを味わうことになる」
何か残せた?
「何一つない」
どこまで成長した?
「無駄な時間だけが過ぎた」
何のためにここにいる?
「無意味だ」
あんたは誰だ?
「キミに真実を教える、闇精神のキミだよ」